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趣味は色々

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仕事が休みの日の主人は、朝からずっと、隣の家の塗り替えを見ている。
主人、「あんな細かいサビも落とすんだ、すげえな」
私、「・・・」
主人、「1つ1つ手仕事でサビを落とすんだぞ」
私、「・・・」
主人、「ねえ、聞いてる?」
私、「聞いてるわよ」
主人、「気の長くなる作業だな」
私、「だから素人では家の塗り替えは出来ないのよ」

主人が見るのをヤメたのは、塗り替えをしている作業員が昼の休憩に入ったから。
旦那に頼まれ私が作ったのは弁当、旦那はその弁当を作業員と同じように庭で食べる。
作業員の休憩が終わると、旦那は再び隣の家の塗り替えを見だした。

昼の3時
旦那、「僕にもお茶を出して」
旦那がお茶を欲しがったのは、塗り替えをしている隣の家の人が作業員にお茶を出したから。
面倒くさいとは思いつつも、旦那にお茶を出してあげると
旦那、「お客さんに出す湯呑に替えて」

塗り替えをしている隣の家は、近隣宅に迷惑にならないよう網目状のネットが張ってあり、外から中を見にくいのだが、
旦那、「ネットがしてあっても、目が慣れれば見えるようになる」

旦那が会社に行った月曜日、
塗り替えをしている隣の家の人、「迷惑をお掛けしてませんか?」
私、「迷惑だなんて。こちらこそ、迷惑をお掛けしてスイマセン」
隣の家の人、「ユニークな御主人ですね」
他人の家の塗り替えをずっと見ている旦那のことを、ユニークと表現するのは、言葉を選んでくれたのだろう。

隣の家の塗り替えが終わると、
旦那、「あーあ、つまんねーな」
私、「うちも、塗り替えをする」
旦那、「良いの?」
私、「うん」
友達の旦那さんは、車やゴルフにお金を掛けているのに、うちの旦那は家の塗り替えで喜んでくれるのだから、リーズナブルな旦那。

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